手近にあるLEDライトの消費電流を測ってみよう
*電池それぞれの起電圧は、ニッケル水素=1.20V、アルカリマンガン=1.50Vリチウムイオン=3.6Vとする。
*電流計分流抵抗は0.02Ωとし、スイッチ部分に分流抵抗を直接実装し、その抵抗の両端の電圧から換算。
*数値は代表値。
*仕様はしばしば変更されることやバージョン違いの製品がある。
X印は使用不可
1×AA 1NiMH 14500Li
1)SMART FIRE 改 800mA 1.3A
2)BLUE POLICE 900mA XX動作不安定
3)TrustFire R5-A3 L:900mA H:2.2A F:1.2A L:500mA H:1.5A F:700mA
4)Romisen RC-A2 2A X 2.2A
5)Romisen RC-29 Q5 2.2A XX 4~5A動作不安定
14)UltraFire RL-168 3mode L:40mA M:600mA H:2.2A L:60mA M:300mA H:1.3A
with OSRAM GDP Alkaline L:50mA M:600mA H:1.9A
2×AA 2NiMH 2Alkaline
6)Gentos GT-10AA 改 500mA 400mA
7)Gentos SG-300閃 改 300mA 800mA
8)Romisen RC-N3 Q2 L:700mA H:900mA F:300mA 1Li L:700mA H:900mA F:300mA
9)Romisen RC-13 2NiMH L:150mA H:600mA F:150mA 1Li L:600mA H:800mA F:200mA
2Alkaline L:180mA H:600mA F:150mA
1NiMH L:100mA H:500mA F:80mA
1Alkaline L:120mA H:500mA F:100mA
1×18650
10)TrustFire TR-801 Q5 L:200mA M:600mA H:1.7A F:800mA
11)UltraFire L2 MC-E L:300mA H:1.8A F:800mA
12)??ZOOM XR-E L:200mA H:1.2A F:600mA
3AAA L:100mA H:400mA F:200mA
推定チャージポンプ形式 光学系 電源スイッチ
1)SMART FIRE 改 C2 放物鏡 LAM
2)BLUE POLICE C1 放物鏡 LAM
3)TrustFire R5-A3 C3 放物鏡 LAM
4)Romisen RC-A2 C1 放物鏡d LAM
5)Romisen RC-29 Q5 C1 コリメータ(ズーム) LAM
14)UltraFire RL-168 3mode C3 放物鏡 LAM
6)Gentos GT-10AA 改 C3 複合コリメータ LBM
7)Gentos SG-300閃 改 C1 複合コリメータ(ズーム) LBM
8)Romisen RC-N3 Q2 C4 放物鏡d LBM
9)Romisen RC-13 C4 放物鏡d LAM
10)TrustFire TR-801 Q5 C2 放物鏡d LAM
11)UltraFire L2 MC-E C2 放物鏡d LAM
12)??ZOOM XR-E C2 コリメータ(ズーム) LAM
*放物鏡dのdは鏡表面にディンプルが付いていることを表す
*L:、M:、H:は減光機能、F:は点滅機能
*「改」とある機種は、LEDをCREE社XR-Eに換装済み
* X印は危険なので使用不可
*電源スイッチのLBM(Latch Before Make)は、電源スイッチボタンを押してカチッ(ラッチ)と来る前に、ONになるタイプを、LAM(Latch After Make)はカチッと来た後にONになるタイプを指す。
NL(No Latch)は、スクリューオンなどのラッチ無しタイプ。
録音現場持込では、スイッチ半押しで音無くONにできなければならないので、NLかLBMタイプが好まれる。
**2)、3)、4)、5)、8)、9)、10)、11)、14)については大阪、共立電子産業で取り扱いあり。(ただし14500Li-ionバッテリについては取り扱いありません)*放物鏡dのdは鏡表面にディンプルが付いていることを表す
こんな具合だ。
明るさについては他のマニアの方々のページに丁寧な記載があるし、私はルーメン(光束の単位)を直接測定できる器具も所有していないので、主観評価のみでご容赦願いたい。
それなりに明るいとされている機種、3)、10)、11)、14)(いずれもリチウムイオン使用時)では、その消費電流は0.7C~1.7Cにもなり、連続使用時間は単純計算で0.5~1.5時間程度ということになる。
十分なデータが揃っているわけではないが、3)、6)、14)のチャージポンプはC3タイプ(定出力電力型)のようで、電圧が低下すると電流が反比例し増大するため、連続使用時間は単純計算値よりも短くなる。
それ以外のモデルをニッケル水素やリチウムイオンで使用する場合は、放電末期まで電流は下がり傾向で安定で、おおよそ計算値と一致する。
3)ではニッケル水素使用時にもっと大きな電流値になりそうだが、バッテリーそのもの、チャージポンプの双方で「飽和」に達するため、このような電流値になる。
上記の表に掲載していないその他の回路でもニッケル水素1本の場合、2A程度が安定して取り出せる電流の限界のようだ。急放電用のニッカドなどでは、3)の場合3A程度をマークできる。