2)火気
フィールドワークそのものには必携ではないが、キャンプや災害時、宿泊施設を使用しない場合は、必携だろう。しかし、取り扱いを誤ると火災や火傷、場合によっては爆発などの危険がある。
実際にフィールドで長期の自炊を行ってみればすぐに気付くことだが、火力のパワーよりも「効果的な風防」の方が重要である。室内では何の不自由もなく調理や湯沸しができるものだが、屋外ではわずかな風であっても、夏場であっても熱は激しく奪われていき、室内での比較で、4~5倍以上の火力が必要になったりする。
キャンプ用の折りたたみ風防も良いが、台所用の分厚いアルミフォイルでできた、油よけなどを必要なサイズに切断し、折りたたんで装備し、広げて使用するだけで十分に機能する。
燃料別に分類すると、液体燃料を使用する器具、液化ガス燃料を使用する器具ゲル状アルコール燃料、固体燃料などがあるが、いずれも訓練や知識が必要で、それらが不足すると、とくに炭などでは着火することさえままならないだろう。
多くを記述したいところだが、専門書が多いので、そちらを参照ください。